おせっかい企業No.1を目指す。

こどもを産んで知ったことがあります。企業において「歓迎されない妊娠、出産」が多いということ。ひと昔前は終身雇用・年金・労働組合といった制度が今よりも機能し、それを専業主婦の妻たちが支えてきました。暮らしの安心があり、出生率も人口も維持することができていました。歓迎されない出産なんてなかったように思います。しかしいま仕事との両立を選択する女性は増え、専業主婦世帯は5割以下。両立を選択し、社会から求められ、結果、歓迎されない事実がありました。社会で男性と対等に活躍する女性は年々増えています。それはとても素晴らしいことですね。そして、この10年で女性の働く環境は大きく変わってます。女性を起用・活用する企業、したい企業は確実に増えているし、ワーキングマザー支援も年々活発になっています。待機児童問題はまだ残るものの、男性の育休・企業内保育・時短や在宅勤務、残業ゼロなど働き方の多様化も進んでいます。しかし、社会が変わってきたといわれる割に、肝心のワーキングマザーはさほど増えていない実感。働きやすさはそんなに変わっていないのではないでしょうか。妻となり、また母となる女性は、苦しむことも多いです。法律や制度が守ってくれても、それ以外の障害は多い。

働き方の選択やモチベーションの維持、家庭とのバランスのとり方、上司や同僚・後輩との人間関係、ママ友や学校の先生との関係、そして一番身近な親子、夫婦関係、それに自分自身の健康管理やココロの準備、迷い、自信のなさ、など。そういう、法律や制度ではどうにも解決できないことにつまずいたり、あるいはそれを予測してためらったりしている女性は多いのではないでしょうか。自分自身が直面してみて、そういうことを強く思うのです。多くの女性は、きっとスーパーウーマンを目指すわけではない。ごく普通に働き続けたい、自分を試してみたい、社会と繋がっていたい。このシンプルな動機に男性も女性もないはずなのに、女性が特に苦しんでしまう。仕事と家庭の両立、仕事と育児の両立を実行している女性たち、実行するか悩んでいる女性たち。彼女たちに、nijitoとして何ができるだろうか。もっともっと女性が、仕事にも家庭にも育児にもよくばりになれるきっかけ作りってどういうことだろうか。いつも考えているし、こういうことがharuブランドを立ち上げた想いの背景としてありました。

赤ちゃんってずっと寝てるものだと思っていたのに、全然そんなことはない。スキンケアがまともにできなくなった。シャンプーも2日に1回できればいいほう。ご飯はほぼ立ち食い。ふと鏡をみると、髪はぼさぼさ、白髪どっさり、肌はくすんでいる。重力に負けている感じ。それは「まるで妖怪」そのものでした。気持ちは若いころと変わらないのに、肌やからだは衰えていく。そして頭皮は、特に見えない分ケアが衰えがち。

白髪、抜け毛が増えたときの落胆は大きかった。でもまだまだ大丈夫。何とかなる!と見て見ぬふり。30代へ突入する時の前向きな気持ちは実は萎えていて、後ろ向き。ため息をつきつつ、同じ境遇の女性に思いを馳せる。haruのコンセプトワードは、もうこの頃から私の頭の中にあったのかもしれませんね。

てっぺんから、ハル
ココロハレル、ハリが生まれる

手間がかけられないからこそ、スキンケアやヘアケアはシンプルで、本当に良いものを使ってもらいたい。そして、家庭も仕事も欲張りに楽しんでもらいたい。私は大丈夫!って思ってもらいたい。ちょっとした変化で、ココロは晴れてハリのある毎日になるはず。そんな想いのもと、おざなりになりがちなヘアケアのほうが女性の若さを左右するのでは?と感じたのが『黒髪スカルプ・プロ』開発のはじまり。100%天然にこだわった、リンス要らずのシャンプーが誕生したのです。子供も家事も、仕事も大事。自分のための少しの時間を、心地よく前向きなものにする。日常にあるバスタイムの、ほんの数分に関わることだけど、ママの困ったに“虹”をかけることができていればうれしいと思います。

わが社の裏目標は、“おせっかい企業No.1になる”。なんです。おせっかいで日本は良くなってきたんだと思うのです。〝ちょっとしたおせっかい〝が未来を創っているような気がしてならないんです。おせっかいってあまり良い言葉としては使われないけれど、受動的なおもてなしに比べておせっかいは、自分で探して、積極的に踏み込んでいくことなんだと思う。もちろん、それが余計なことだと悪いおせっかいだけど。社会が成熟して、人間関係が希薄になったと言われています。それはきっと、良いおせっかいがなくなったから。そして問題はどんどん多様化する。そんなのは嫌なんです。

虹人は、〝おせっかい“な人の集団でありたい。と改めて今もそう思っています。ですので、良いおせっかいができる人が、大切な社員です。社長として心掛けていることは社員を大切にすること。社員がハッピーでないとお客様に良いおせっかいなんてできっこありませんので。社員同士がコミュニケーションをとれるように、さまざまなイベントを実施しています。nijitoが目指すのは、日本の家庭を元気にしていくこと、ありがとう、がたくさん家庭にある環境のお手伝いをすることなんです。まずは、お客様とかかわる社員が幸せでいられるような努力をしたいと思っています。

代表取締役社長 鮫島 貴子


1975年生まれ、福岡出身。大学卒業後は、こども教材の営業に従事。新卒の頃に「自分のためではなく、人のために仕事をする」という考え方を経験から学ぶ。その後、ベンチャー通販企業へ転職。自ら商品をつくり、自ら販売をするというプロセスを経験。30歳で結婚、35歳の出産を期に、髪の悩みを解決するブランドとして「haru」を立ち上げる。それをきっかけにnijitoを設立、代表取締役社長に就任。プライベートでは4歳と2歳の2児の母。